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高山スーパースクールゾーンに係る生駒北小学校保護者説明会   

開催日:13(H25)年1月22日

       <この報告は、メモ書きと記憶にたよって記したもので、論旨には正確を期すよう努めましたが、発言等はそのまま再現出来たものでなく、また、当然ながらすべてを記載出来たものでもないことをお断りいたします。正確な発言等については、後日に市のHPに掲載される議事要約をご覧ください。

【1】概要

(1)場  所 : 生駒北小学校多目的室

(2)内  容: 高山スーパースクールゾーン構想のうち、主に「小中一貫校」について

(3)対  象: 生駒北小学校の保護者と地域住民。地域外住民も参加できる。ただし、案内(回覧)は地元自治会のみ。

(4)参加人数: 用意されていた80席はほとんど満席となり、10席程度追加された。

(5)配布資料:「生駒北小学校・生駒北中学校の小中一貫教育.pdf

(6)時  間: 19:05開始 説明は20分程度。あとは質疑応答に費やされたが、保護者・住民から多くの意見が出され、終了は予定(21:00)より遅れ21:25ごろ。

【2】市からの説明

(1)本構想については、まず議会に、記者発表で、次に地元代表者に、次いでタウンミーティングで、順次説明し、そして今回、保護者・地元の皆様への説明をおこなう。

(2)本構想の作成にあたっては、「意見聴取型」(市民の意見を聴取して作成)ではなく「提案型」(市が作成して市民に提案)を採用したことで皆様に心配と不安をおかけしたことをお詫びする。

(3)「小中一貫校」のメリットの説明

  ①現行の北小では教諭6人(学級担任のみ)、教頭・校長各1名、教員合計8名だが、「小中一貫校」にすれば校長は小中兼任となり、その分小学校の学級担任外教諭を1名増やせる。これにより北小の教員合計は8名と変わらないが、教員1人分のゆとりが生まれ、この1人を適切に活用することで教育の充実をはかれる。

  ②全国では現在1200校程度が小中一貫校となっているが、文科省の調査ではほとんどの学校で学力、生活指導、教員指導力、いじめ・不登校解決等で効果が上がっているとの結果が出ている。

  ③その他、配布資料に沿った説明がなされた。

(4)この2月中に高山スーパースクールゾーン構想に係る「懇話会」を発足させて、構想について検討していただく。

     注 :報告者が説明会終了後に説明者に確認したところ、「懇話会」の(あくまでも予定されている)構成員は、学識経験者1名、保護者代表として小中の各育友会からそれぞれ1名と京田辺からの通学者の保護者1名、小中それぞれから選ばれた現場教員各1名、地元自治会から2名、小中校長2名、校園長会から1名、計11名とのことであった。

【3】質疑応答     <質問であっても市からの応答が明確でなく記録できなかったものは(意見)としています。>

 Q.メリットばかり強調されるが、デメリットは?

  A.一部の「小中一貫校」では生活指導力の低下やいじめ・不登校の増大が見られる(報告者:品川区の中高一貫校では.pdf)。教員の打ち合わせ時間の確保困難やチャイム問題(小学校は45分、中学校は50分)に課題が残る。

 Q.「小中一貫校」となった奈良市立富雄第3小中学校の保護者に聞いた話では、「小中一貫校」となったことのデメリットもあるときいている。この学校の保護者や教員の意見を聞いたか?

  A.富雄第3小中学校に見学に行ったが、保護者や教員の意見までは聞いていない。

 Q.富雄第3小中学校の規模は?

  A.約600人だ。小学校の敷地に新中学校の校舎を建設した。

 Q.(意見)小中一貫校では、文科省の調査ではいじめ・不登校解決等で効果が上がっているとのことだが、北小・北中では教員が少ない、生徒が減ってきている、クラブの数が少ないぐらいしか問題はない。

 Q.北小・北中が「小中一貫校」になれば同じ1クラスが9年間続くが、こんな学校は全国の1200校程度の小中一貫校で何校ぐらいあるのか?

  A.数は把握していないが、生徒数減少を理由とする「小中一貫校」もある。

 Q.「小中一貫校」計画は変更できないのか?

  A.決定したものではなく、提案に過ぎない。今後、「懇話会」で検討していただく。

 Q.(意見)生徒数が減少するのであれば北中が上中と合併するのも案の1つではないか。小規模な中学から(大規模な)高校に進学すれば不登校になりやすいと聞いている。

 Q.「小中一貫校」はビジョンが見えない。夢がない。

  A.それは「懇話会」での検討の中で出していく。

 Q.「小中一貫校」のメリットは教員1名増だけのように聞こえるが?

  A.(そのように思わせる)つたない説明になってしまい申し訳ないが、新しい教育の型をつくっていく、教育をよくしていくためにご一緒に考えていきたい。

 Q.(意見)北小は140年の歴史と伝統がある。北小にいじめはない。教委は実情を見ていない。「小中一貫校」が市の広報などで決まったかのように書かれているが、現場の先生の提案で学校づくりをしたい。

 Q.実施設計と「懇話会」の関係は?

  A.「懇話会」は(今年2月から)1年程度かけて検討をしていただく。(基本・)実施設計は今年秋以降に進めるが、「懇話会」の意見を取り入れるため通常より長い期間をかける。

 Q.「懇話会」で検討を進めている途中で設計を発注するというが、どんな発注をするのか?

  A.設計を今年秋以降に進めるというのは案であり、設計発注がもっと先になる可能性がある。

 Q.(意見)先日のタウンミーティン聞いたのと違う説明があった。説明内容がその場しのぎで変更しているように見受けられ不信感を感じる。

 Q.(意見)市教委がこの構想を知らされたのは公表後で、追認したに過ぎない。先生方が反対しており現場とのコンセンサスが得られていない。

 Q.(意見)平日の夜7時から説明会をやるのはいかがか。母親は子どもを家に置きっぱなしにしなければならず、(勤務する)父親は来にくい。みんなが来れる日時にやるべきではないか。.

 Q.(意見)「小中一貫校」のメリットとして「小中の活動交流」が挙げられているが、これは今でもできている。それより「小中一貫校」になって小中の間の節目がなくなることが不安だ。「小中一貫校」で9年間は幸せに学校生活を送れても、そのあとはどうなるのか。思春期、高校デビューはどうなるのか。現在のままでうまくいっている。なのになぜ高山で「小中一貫校」をやるのか。(「小中一貫校」がよいというのであれば)他でやればよいではないか。「小中一貫校」を高山でやるメリットが見えない。

 Q.(意見)北小の卒業生は富雄川の向こう側にある北中に中学の制服を着て進学する。このことが北小の卒業生の心を大きく成長させる。これが高校進学のとき大変大切になる。北小から北中に上がるときリセットできなければ、その後の学習意欲が低下する。小中それぞれに教育の蓄積がある。

【4】説明会に参加した市民は次のような疑問をもたれたように思います。

(1)市が主張する「小中一貫校」にする最大のメリットは北小で教諭が1名増になること。このために「小中一貫校」にするのか?<報告者の視点:教諭を1名増したければ、教頭が教諭の仕事をすればよいのでは。北小のような小規模校に管理職は2名もいらないのでは。>

(2)市は「小中一貫校」にするメリットとしていじめや不登校の減少、小中の交流を挙げているが、前者は現在問題になっていないし、後者は今もできている。従って、メリットが見えない。

(3)解決すべき問題があって、それを解決するために「小中一貫校」にする必要がある、というのではなく、(市は言わないが財政的な理由で)最初から「小中一貫校」構想ありきではないか。

(4)「小中一貫校」構想は、保護者や教員の意見を聞かずに市がかってにつくったもの。<報告者の視点:市は今後、「懇話会」で保護者や教員の意見を反映させていくとしていますので、「懇話会」の果たす役割は大変重要です。>

(5)保護者等の質問には「『懇話会』で検討」という応答が目立ち、まるで「懇話会」に丸投げしている感がある。<報告者の視点:「懇話会」の果たす役割はますます重要です。>

<報告者の視点:市は、以上のような疑問を解くことなしに構想を進めてはなりません。>

(以上)

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