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豊中市立図書館勤務 

(1)私が司書として採用されたのは豊中市が新図書館(庄内図書館)を建設するに伴い司書を増員するためでした。当時は同市には図書館は岡町図書館の1館しかありませんでした。12(H24)年12月現在で9館(図書室は除き)に増えています。庄内図書館が開館したのが75(S50)年7月ですから、約37年間に7館増えたことになります。当時から豊中市は図書館活動が盛んでしたが、それが現在まで続いているようです。


(2)図書館の役割は、必要(読みたい・参照したい)とされる資料(図書等)とそれを必要とする人とを結びつけることです。そのために図書館では次のことをやります。< >内はやる人。

 ①必要とされるであろう資料を選定<全員>

 ②入手した資料を分類し、分類カード(閲覧用・管理用の2つ)を作成(分類されない資料は探しようがないのでごみに過ぎない/市町村立図書館では日本十進分類法を用います)<分類係>

 ③資料を開架(公開し、自由に手に取って選べるようにする)し、貸し出す。貸し出しのまったくないものや開架がふさわしくないものは閉架(書庫に保管し、求めがあれば取り出す)にする。<成人向け資料:成人貸出係/子ども向け資料:子ども貸出係>

 ④バス巡回や公民館等での図書室設置で地域の人々に資料提供<ブックモビル(移動図書館)係>

 ⑤質問に資料を示して答える(これを、レファレンスという<レファレンス・サービスって何?>)。資料とは、参考図書(開架・閉架するが貸し出しはしない/辞典類や大部なもの)や開架・閉架資料(図書等)。<全員がやるが、図書館によればレファレンス係がいて、これが中心になってやる>

(3)わたしは、1年間は成人貸出係、もう1年間はレファレンス係をしました。レファレンス係をしているとき、いろいろな質問を受けました(「司書=レファレンスする人」は「情報探偵」)が、その1つに「源氏物語にでてくる色について深く知りたい」というのがありました。そのときは、まったく失礼ながら、マニアックな質問だなあ、卒論か課題レポートなんかを書くために調べてるのかな、と思いながら図書を探し提供しました(公立図書館では、レファレンスは、目的・動機を問わず必要とされた資料を提供するものですから、もちろん、何のために調べているのですか、などとは尋ねません。しかし、学校図書館では、時と場合によれば、目的・動機等を尋ねるべきです<ご参照ミラー)。そんなことがあってもう何年もたった最近、この文章.pdfを読んで、わっと心の中で叫んでしまいました。源氏物語にでてくる色は、マニアックどころか、日本文化の真髄であったからです。司書の仕事をもう少し長くやっていれば、そんなことはもっと早くにわかっていたはずです(参考:多様な自然が細やかな色彩文化につながった.pdf)。


(*)追記:近年は、(2)の役割に関連させながら更に図書館の持つ力・可能性を強化・拡大しようという動きが起こっています(図書館の力)。IT社会となって資料探しなどは容易になりましたが、IT社会が進行するからこそ、図書館の果たす役割は重要さを増していきます。

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